他にもこんな歌が親しまれている

他にもこんな歌が親しまれている

春は音楽にしやすい

先ほどの項目では邦楽に焦点を当てて、春をテーマにした人気ソングについて紹介したがそれ以外にももちろん存在している。そもそも春とは何かにつけて定番ともいえる材料を与えている季節でもある。音楽としてはもちろん、芸術的な面で春を主題とした作品は数多く見受けられる。絵画にしても小説にしても、漫画にしてもだ、使いやすいといえば使いやすいの一言で語れるのだが、その分だけ利用しようとする人は多いことも念頭に入ると、同じテーマの中でどれだけいい作品と出会えるかが問題だ。個人の完成は異なるモノで、共鳴する事はあっても酷似することはない、つまりどんなに言いものだと紹介しても、それが本当にその人の心を動かすような作品であるかは疑問符を建てられてしまうこともある。

ここが難しいところだ、そういう意味で万人向けとして製作されることになる音楽は例え本人がどんなにいいと思っても、一般大衆が春を連想できる認知できるだけの潜在能力を秘めていなければ、ヒット曲は生まれないと筆者は考えている。だからこそ上位5作品についてはまさしく、誰が聞いても春をイメージすることが出来る名曲揃いといえる。しかも男性アーティストに偏っているのも判断材料として有効に働き、1位に輝いたユーミンなら誰でもこの曲を聞けば春を待ち遠しく思っている人の心を見事に歌い上げている。

ではそれ以外の、惜しくも6位以下にランクインした曲についても話していこう。調べてみると、実はあれっこれも定番ではないのかと、そんなことを思う曲が集められている。中には明らかに世代ではないのだが、一度は音楽番組の歴史が語られる番組で聴いた事があるものもあるので、紹介しよう。


年代に関係なく親しまれる、春の定番ソング

6位以下の曲を見ると分かるのは、発売されたのが1970年代や80年代に発売されたものや、90年代、そして2000年代に多岐に渡っている。上位を占めている作品において2位までは2000年代にて発表されているところを見ると、それほど耳に残る名曲として分析することも出来る。それらに奇しくも遅れを取ってしまった曲とは何か、それはこのようになっている。

6位以下でも、やはり定番の春ソング、人気ランキング

  • 6位:キャンディーズ『春一番』
  • 7位:Hysteric Blue『春~spring~』
  • 8位:柏原芳恵『春なのに』
  • 9位:いきものがかり『SAKURA』
  • 10位:松たか子『明日、春が来たら』

筆者としては正直あまり馴染みのない曲もあるが半分は知っている。この中で注目べき楽曲としては、やはり最近声優と出演した映画の影響もあって改めてその実力が社会に認められた松たか子さんの、彼女として最大のヒット曲としても知られている曲がランクインしているところだろう。その点についても交えて考察して行こう。

松たか子さんのこの歌は有名です

順々に紹介したいところだが、時期もあるのでまずは10位の松たか子さんの楽曲について話をしていこう。そもそも彼女が歌手活動を行っていたということを知らない人がもしかしたらいるかも知れない。最近では版権を侵すものなら徹底的な制裁を加える世界のアニメーション映画を製作している作品の主役級を演じ、劇中で披露した歌唱力に多くの人が魅了された。ただ筆者やそれ以外の彼女が歌手としての一面を持っていることを知っている人なら、特別驚くことでもないのだが歌い方を聴いてみるとさすがは歌舞伎役者の父と兄を持つ、伝統的な芸能一家の一員であることを認識させるほどだった。

そんな松たか子さんの、90年代中旬に発表されたこの楽曲は歌手としてのデビューシングルであり、そして最大のヒット曲としても知られている。タイトルどおり、春をテーマにしたものとなっており、その季節になったら今は遠くにいるあなたに会いに行く恋心を切なく歌い上げている。分かりやすく、優しい歌声は当時から既に人気女優として活動していた松さんをさらに知名度を上げたものとしても知られている。この曲もまた、春といえばの名曲に相応しい一品となっている。

どれもこれも定番として、根強いファンを持つ

それでは順々に紹介していこうと思うが、やはり6位のキャンディーズ、春一番は昭和期における分かりやすく、そして楽曲の長さも文句なしとなっている。実は5位とは僅差だったことで惜しくも6位に甘んじることになったが、年齢に関係なく親しまれていることを証明した。7位にはこちらはデビューシングルにて知名度を上げたHysteric Blueの『春~spring~』がランクインしている。伸び伸びとした歌声を聴くと春らしさを感じられると、いまだ多くのファンを持っている。

8位には卒業式の定番ソングとしても知られている柏原芳恵さんの『春なのに』がランクインしている。意外なことに、こちらの楽曲を製作したのはかの中島みゆきさんとのことで、知っている人は知っている名曲となっている。そして9位にランクインしたのは、いまや人気バンドとしてその地位を確立しているいきものがかりのデビューシングル『SAKURA』が登場している。

他にも作品は登場している

紹介した春をテーマにしている楽曲はまだまだ多く存在しているが、筆者的に最近はそれほどでもないのだろうかと感じたのが『スピッツ』だ。特徴的な歌声が人気となっているこちらのバンドの名曲として知られている『チェリー』といった曲がランク外というのは少々意外なところだ。好みの問題もあるかもしれない、ただランキングを見ればやはり一般的な尺度で統制されたものだと考えることも出来る。

そしてこうした春を代表する曲は花見の席で熱唱されていることもある。うってつけともいえる会場なのだが、いい年した酔っ払いが揃いも揃って盛大にユーミンの『春よ、来い』を歌われても感動できるかと聞かれたら微妙なところだ。楽しく過ごすという意味でその点はあまり追求しないのがお約束と考えることも出来るが、キチンと聴くことも仕事だと思って諦めるしかない。