外国で開催されている音楽祭

外国で開催されている音楽祭

クラシックの本場を一度は体験したい

音楽は有史において貴重な文化の一つだと断言できる、その歴史は何百年経っても色あせる事無く多くの人々の心を豊かにするほどにだ。それも人種や国籍、思想に関係なく音楽という垣根の無い地平線上のように、誰と言うわけでもない人々の心に響かせられるものだ。芸術作品の良し悪しを決めるとなれば、専門家でもない限り詳しく述べることは中々難しいだろう。特に美術ともなればその独創的な創造物を理解するまでにどれ程の時間が掛かるか分かったモノではない。こう言ってはなんだが、大半の子供が見てもその素晴らしさとはここであると説法されて分かることはない。大体は年齢を積み重ねたときにようやく、といったところだ。筆者としても20代になってからやたら美術館などに足を運んでみようかと考えるようになったほどだ、芸術作品に触れることで感性が豊かになると思うのだが何分理解するまで時間は掛かるものだ。

そんな芸術の中でもまだ、子供でもその壮大さを思い知ることが出来るものが音楽だ。クラシック音楽は胎教に良いといわれるほど、音符の1つずつに意味を持ち合わせており、何を伝えようとしているのか分からなくても、ただ曲を聞いているだけで十分というときもある。確かに作曲家などの名前を知っているに越したことはないが、クラシックほどそうした固定観念に縛られることなく純粋に音楽を評価できるものだといえるだろう。もちろん素人目線での話だ、プロともなれば形成された音楽をキチンと楽譜に記された作者の意図を組み込みながら演奏しなければならない。クラシック音楽において作曲者の意思をないがしろにする事は冒涜だと考える人もいる、それは間違っていない。先人達が作り上げた曲を自分なりにアレンジするなどという傲慢を、許すことは出来ないという人もいるかもしれない。それだけ先述で述べた海外の名だたる作曲家達の事を考察していれば分かるところだ。

そしてクラシック音楽を本格的に楽しもうとするならCD音源で楽しむのもありだ、また実際にオーケストラの生演奏をその耳に聞き入れるということもありだ。ただオーケストラとなったらやはり有名な楽団が奏でる音の音色を体感したいと考えるのは自然の道理というもの。そうなると本場を楽しみたいと思うならクラシック音楽発祥の地、ヨーロッパ地方へと行くしかない。


芸術祭と呼ばれるものが沢山ある

クラシック音楽といえばヨーロッパのどの国を思い出すだろう、人によってはフランスやイタリア、はたまたドイツと答える人もいるだろう。そうした中で一般的な意見として考えた場合、一番クラシックといえばと聞かれたら出そうな答えとして『オーストリア・ウィーン』ではないだろうか。理由としてはとても簡単で、かのモーツァルトにベートーヴェンなどの作曲家達が活躍した音楽の都と呼ばれているところが大きい。クラシックにそこまで詳しくない人といえど、作曲家についても簡単なことしか知らない人でも思いつくクラシックの本場はなんといってもウィーン以外に他はない。

そんなウィーンで開催されている音楽祭について紹介していこうと思うのだが、そもそもウィーンともなれば音楽をするとなれば市全体がお祭り騒ぎといわんばかりの盛り上がりを見せることとなる、その代表的なものとして5月、麗らかな春が到来して少しばかり時間が経過した5月初旬頃に開催されている『ウィーン芸術週間』というものがある。

音楽を街全体で楽しむイベント

ではこのウィーン芸術週間とはどのようなものなのかというと、それはウィーンという1つの街全体で音楽を楽しむために開催されるものとなっている。それはステージ上で演奏される音楽に留まらず、これまでに誕生した様々な音楽を音として、そして絵として顕在するようにすることこそこの芸術週間における目的となっている。またイベントのタイトルには『祝祭』というものが用いられているほど、この街でどれほど音楽というものが重要な位置に属しているのか、文化として切り離すことは出来ない場所となっているのかも分かるだろう。多くの音楽家志望の学生がこの地でプロとして活躍するために勉学に励んでいるのも納得できる、その分だけ競争も激しいのだろうがいるだけで勉強になることは目白押しといえる。

ウィーンそのものが毎年恒例として社会的テーマを掲げながら、音楽を持って最高の文化イベントとしてオープニングを大体的に祝うことになる。こうなると世界各国に存在しているクラシック音楽の魅力に取り憑かれている人は是非とも、この期間に訪れて見たいと考えている人は多いといえる。事実、この毎年春頃に開催される音楽祭は夏場を前にしてそろそろオフシーズンに突入しようというころに開催されている、いわばこの時期にいけないなら、後は9月頃まで本格的に音楽を楽しむイベントは開催されないことになってしまうため、旅行代理店としても目安として6月までを音楽目的の観光旅行ならと勧めている。日本ではこの時期休みが連続して取れるような休日が連続していないため、大半がG.W.を利用して、というパターンが多いかもしれない。かなり混み合うことになるのは予想できるところだが、それだけクラシック音楽を楽しむにはもってこいのイベントということだ。

ウィーン芸術週間の簡単な概要

ではこのウィーン芸術週間についてもう少し詳しく話をしていこう。このイベントは毎年5月初旬頃に始まって、なんと6月中旬まで開催される事になる1ヶ月以上の大きなイベントとなっている。機関において開催されるイベントは有料となっているが、開催式典においては参加費無料で観覧することが出来るようになっており、国際的に有名な音楽家たちも参加することになっているため大きな盛り上がりを見せている。

これだけ長期間開催される音楽イベントとなるため、日を跨いで開催される音楽イベントは数多く存在している。ただそうしたイベントの中でも特に注目を集めるイベントもある、今年度2014年に開催された芸術週間について考えると、特に多くの関心を集めたのがモーツァルトの代表的なオペラ作品として知られている『コジ・ファン・トゥッテ』は、数多くの音楽ファンを虜にした魅惑の部隊となったと言われている。

その他にも企画されたイベントは数知れずとなっており、時期を考えるとオフシーズに突入する直前ともあって最後の盛り上がりとばかりに楽しむ人が多いのかもしれない。クラシックをその耳に、発祥の地において体験したい人は足を運んでみるのも良いかも知れない。